「第28回日本遠隔医療学会学術大会」(2024年11月9日(土)~10日(日)岡山コンベンションセンター)において、今回の学会のテーマである「スマートな社会の実現に向けての遠隔医療」に沿い、当社が取り組んでいる「グリコアルブミンによる低・非侵襲な在宅血糖モニタリング行動変容支援システムの開発」について発表し、優秀演題として表彰されました。
当社は、グリコアルブミン(GA)を用いた在宅向け小型検査機器および糖尿病行動変容支援アプリの開発を推進しています。今後も、パイロット事業としての在宅郵送検査による週次GA測定サービス「glucoreview®」の提供を拡大していくとともに、将来的には在宅郵送検査だけではなく、当社のユニークなバイオセンサ技術を用いた在宅向け小型検査機器等も用いて、糖尿病のある方及び糖尿病予備群の方の生活の質向上と健康管理の最適化に向けた取り組みをさらに強化してまいります。
【本件に関してのお問い合わせ先】
株式会社PROVIGATE
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糖尿病は血糖値があがる病気。だから糖尿病のある人は血糖を測定する。この様にシンプルに考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、一口に血糖測定と言っても、目的は多様です。糖尿病の診断、インスリンの自己注射のドージング、薬の効きすぎなどによる低血糖の回避、行動変容など、血糖測定の場面は実に多様です。目的にあった血糖測定法を上手に選択しなければなりません。
自己血糖測定法には、広く普及しているSMBG(Self-Monitoring of Blood Glucose)や近年普及してきたCGM(Continuous Glucose Monitoring)が有ります。
この2つの血糖測定法は、主にインスリンなどの注射製剤を自己注射される患者さんに合わせて作られています。
この2つの手法以外に、簡便かつ日常的に自宅で血糖を測定する方法はこれまでありませんでした。
インスリンなど一部の薬は、非常に効き目が強いために、使用量を間違えると危険な低血糖を引き起こしかねません。
従って、例えばインスリンを利用する方は、自宅で自己注射をする前に、正確に随時血糖を測定し、注射する量(ドース)を丁寧に決める必要があります。また、注射を打った後にも、低血糖の兆候があるときには、随時血糖を測定し、必要に応じてジュースを飲むなどし、低血糖を回避する必要が有ります。
しかし、いずれの手法も侵襲性が課題となります。また、SMBGは頻回測定をしなければならないので、積み上げると経済的な負担も大きくなります。CGMは連続的に間質液糖が測定できますが、センサの価格が安いものでも6,000円程度し、さらに2週間に一度は付け替える必要が有り、やはり経済的な負担が大きなものです。
SMBGやCGMは、侵襲性や費用の面から、残念ながら万人向けにはなっていません。特に日本では、自己血糖測定が保険適用になっているのは、糖尿病患者の1割以下のインスリンユーザーのみとなっています。
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