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2023.03.22
SCIENCE

血液・涙液・唾液に含まれるグリコアルブミンの相関に関する研究論文がDiabetes Research and Clinical Practice に掲載されました。

血液・涙液・唾液に含まれるグリコアルブミンが相互に強く相関することを世界で初めて実証

グリコアルブミンは、週次平均血糖値を示す優れたバイオマーカーですが、測定には採血が必要であることが現状です。唾液・涙液など、非侵襲な体液を介した血糖測定が古くから期待されてきました。しかしこれらの代替体液で「グルコース濃度」を直接測定した場合、血糖値とどうしても測定結果がズレてしまうことが課題でした。
そこで、私たち研究グループでは、グリコアルブミンに着目しました。グリコアルブミンは血糖を直接測定するのではなく、アルブミンに結合したグルコースの数によって、間接的に1週間程度の平均血糖を知ることができます。血中で糖化されたグリコアルブミンは、涙液や唾液などにしみだしてきますので、これを測定すれば、正確に血中の平均血糖が測定できるのではないかと仮説を立てました。
本研究では、実際に糖尿病のある方のボランティアから血液・唾液・涙液を採取し、それぞれに含まれるグリコアルブミンの濃度を比較しました。その結果、血液・涙液・唾液のグリコアルブミンは相互に極めて強い相関があることが明らかとなりました。
研究成果は、糖尿病領域の専門学術誌の一つであるDiabetes Research and Clinical Practice に掲載されました。
https://doi.org/10.1016/j.diabres.2023.110637

糖尿病は血糖値があがる病気。だから糖尿病のある人は血糖を測定する。この様にシンプルに考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、一口に血糖測定と言っても、目的は多様です。糖尿病の診断、インスリンの自己注射のドージング、薬の効きすぎなどによる低血糖の回避、行動変容など、血糖測定の場面は実に多様です。目的にあった血糖測定法を上手に選択しなければなりません。

自己血糖測定法には、広く普及しているSMBG(Self-Monitoring of Blood Glucose)や近年普及してきたCGM(Continuous Glucose Monitoring)が有ります。
この2つの血糖測定法は、主にインスリンなどの注射製剤を自己注射される患者さんに合わせて作られています。
この2つの手法以外に、簡便かつ日常的に自宅で血糖を測定する方法はこれまでありませんでした。

インスリンなど一部の薬は、非常に効き目が強いために、使用量を間違えると危険な低血糖を引き起こしかねません。
従って、例えばインスリンを利用する方は、自宅で自己注射をする前に、正確に随時血糖を測定し、注射する量(ドース)を丁寧に決める必要があります。また、注射を打った後にも、低血糖の兆候があるときには、随時血糖を測定し、必要に応じてジュースを飲むなどし、低血糖を回避する必要が有ります。
しかし、いずれの手法も侵襲性が課題となります。また、SMBGは頻回測定をしなければならないので、積み上げると経済的な負担も大きくなります。CGMは連続的に間質液糖が測定できますが、センサの価格が安いものでも6,000円程度し、さらに2週間に一度は付け替える必要が有り、やはり経済的な負担が大きなものです。
SMBGやCGMは、侵襲性や費用の面から、残念ながら万人向けにはなっていません。特に日本では、自己血糖測定が保険適用になっているのは、糖尿病患者の1割以下のインスリンユーザーのみとなっています。

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