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2024.07.01
MEDIA

Provigate とシスメックスがグリコアルブミンのPOCT共同開発に向けて協議を開始

世界初の在宅グリコアルブミン迅速測定の実現に向けて

株式会社Provigate(本社:東京都文京区、代表取締役:関水康伸)は、グリコアルブミン(GA)を用いた小型検査機器並びに糖尿病行動変容支援アプリに関する事業について、シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野薫)と業務提携に関する基本合意を締結いたしました。

GAは、数日から1週間程度の血糖変動を鋭敏に反映して大きく動く、優れた血糖関連指標です。1週間に一度測定するだけで、直近の血糖管理の状況をまとめて把握することができるため、糖尿病のある方がこれを有効に活用すると、血糖管理の改善につながることが明らかにされています(注1、注2)。

Provigateでは、すでに郵送検査による週次GA測定を実現し、パイロット事業としてサービスの提供を開始しています(注3)。しかし、在宅の迅速検査(Point-of-Care Testing, POCT)のニーズも高く、特に郵送インフラの整っていない海外ではPOCTによるGA検査の提供が求められています。

そこで、本基本合意に従い、両社はProvigateが保有するセンサおよびアプリの知見と、シスメックス が保有する体外診断薬領域の様々な知見を総合し、GAのPOCTやアプリの共同企画・共同開発・業務提携の可能性検討の協議を進めてまいります。

注釈
1) Masakazu Aihara, et al. Bi-weekly glycated albumin measurement was useful to encourage behavioral changes in people with type 2 diabetes mellitus. Diabetes Ther 14, 1711–1721 (2023).
https://doi.org/10.1007/s13300-023-01452-y
2) Jinnouchi H, et al. Efficacy of Self-Review of Lifestyle Behaviors with Once-Weekly Glycated Albumin Measurement in People with Type 2 Diabetes: A Randomized Pilot Study. Diabetes Ther (2024).
https://doi.org/10.1007/s13300-024-01599-2
3)https://glucoreview.provigate.com/

シスメックス株式会社
シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。
シスメックスの詳細については、https://www.sysmex.co.jp/をご覧ください。

【本件に関してのお問い合わせ先】
Provigate 広報担当
e-mail:info@provigate.com

糖尿病は血糖値があがる病気。だから糖尿病のある人は血糖を測定する。この様にシンプルに考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、一口に血糖測定と言っても、目的は多様です。糖尿病の診断、インスリンの自己注射のドージング、薬の効きすぎなどによる低血糖の回避、行動変容など、血糖測定の場面は実に多様です。目的にあった血糖測定法を上手に選択しなければなりません。

自己血糖測定法には、広く普及しているSMBG(Self-Monitoring of Blood Glucose)や近年普及してきたCGM(Continuous Glucose Monitoring)が有ります。
この2つの血糖測定法は、主にインスリンなどの注射製剤を自己注射される患者さんに合わせて作られています。
この2つの手法以外に、簡便かつ日常的に自宅で血糖を測定する方法はこれまでありませんでした。

インスリンなど一部の薬は、非常に効き目が強いために、使用量を間違えると危険な低血糖を引き起こしかねません。
従って、例えばインスリンを利用する方は、自宅で自己注射をする前に、正確に随時血糖を測定し、注射する量(ドース)を丁寧に決める必要があります。また、注射を打った後にも、低血糖の兆候があるときには、随時血糖を測定し、必要に応じてジュースを飲むなどし、低血糖を回避する必要が有ります。
しかし、いずれの手法も侵襲性が課題となります。また、SMBGは頻回測定をしなければならないので、積み上げると経済的な負担も大きくなります。CGMは連続的に間質液糖が測定できますが、センサの価格が安いものでも6,000円程度し、さらに2週間に一度は付け替える必要が有り、やはり経済的な負担が大きなものです。
SMBGやCGMは、侵襲性や費用の面から、残念ながら万人向けにはなっていません。特に日本では、自己血糖測定が保険適用になっているのは、糖尿病患者の1割以下のインスリンユーザーのみとなっています。

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